
尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ)
陰部に小さなイボのようなものができた
表面がデコボコしていて、痛くはないけど気になる
こうした変化に気づいて不安になっている方も多いと思います。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染によって引き起こされる性感染症で、性器や肛門周辺にイボ状の病変が現れます。痛みやかゆみが少ないため放置されやすいですが、自然に消えることはほとんどなく、放置すると病変が広がっていく感染症です。
このページでは、尖圭コンジローマの症状・感染経路・潜伏期間・治療方法について詳しく解説します。
こんな症状ありませんか?
以下の項目に心当たりがある方は、尖圭コンジローマの可能性があります。
- 陰茎・亀頭・陰嚢・包皮に、小さな突起・イボのようなものができている(男性)
- 外陰部・膣口・肛門周辺にイボ状のできものがある(女性)
- 患部はほとんど痛くもかゆくもないが、触れると存在感がある
- 病変が少しずつ増えている・大きくなっている気がする
- 最近、コンドームを使わない性的接触があった
放っておくとどうなる?

痛みが少ないため「まあいいか」と先延ばしにしてしまう方も多いのですが、尖圭コンジローマは放置すると病変が増え、治療が複雑になっていきます。
- 病変が増殖・拡大する
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初期は数ミリ程度の小さな突起でも、治療せずに放置すると数が増え、病変が合わさってカリフラワー状・鶏のトサカ状に大きくなっていくことがあります。病変が小さく少ない段階のほうが、治療の回数も少なく済む傾向があります。
- パートナーへの感染
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HPVはコンドームを使用しない性的接触で感染するため、治療しないまま性行為を続けると相手に感染を広げてしまうリスクがあります。パートナーと同時に確認・治療を行うことが再発防止にもつながります。
- 女性は子宮頸がんとの関連にも注意
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尖圭コンジローマの原因となるHPVには多くの型があり、コンジローマを引き起こすのは主に低リスク型(HPV6型・11型)です。ただし、HPVへの感染自体が子宮頸がんの原因となる高リスク型との重複感染リスクを意識するきっかけになります。コンジローマが見つかった女性は、婦人科での子宮頸がん検診も合わせて受けることをおすすめします。
- 肛門・咽頭への感染
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コンジローマは性器だけでなく、アナルセックスによる肛門内部・肛門周囲への感染や、オーラルセックスによる口腔・咽頭への感染も起こることがあります。これらの部位への病変は視認しにくいため、見落とされやすい点に注意が必要です。
尖圭コンジローマとはどんな疾患か
- 原因ウイルス(HPV)について
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尖圭コンジローマの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)です。HPVには100種類以上の型があり、そのうちコンジローマを引き起こすのは主に6型と11型(低リスク型)です。
HPVは性的に活発な多くの人が生涯に一度は感染するウイルスとも言われており、決して特別な人だけが感染するものではありません。
ただし、感染したすべての人がコンジローマを発症するわけではなく、免疫の働きによって多くの場合は自然に除去されます。症状として現れるのは感染した一部の方です。
- 感染経路
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HPVは主に性的な皮膚・粘膜接触によって感染します。
- コンドームを使用しない膣性交・アナルセックス
- オーラルセックス(口腔・咽頭への感染も起こりえる)
- コンドームで覆われていない皮膚部位への接触
コンドームの使用は感染リスクを下げますが、HPVはコンドームで覆われない部位からも感染する可能性があるため、完全な予防にはなりません。
- 潜伏期間
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感染後、実際にコンジローマ(イボ)として症状が現れるまでの潜伏期間は、3週間〜8ヶ月程度と幅があります。平均的には 2〜3ヶ月程度 とされています。
潜伏期間が長いため、いつどこで感染したかを特定しにくいのが特徴です。
- 病変の特徴・見た目
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尖圭コンジローマの病変は以下のような外見的特徴があります。
- 表面がデコボコした、鶏のトサカ状・カリフラワー状・乳頭状の突起
- 色は肌色・淡いピンク・白っぽいものが多い
- 大きさは数ミリ〜数センチ(放置すると大きくなる)
- 痛みやかゆみがほとんどない(まれに軽い不快感を伴うことがある)
- 単発のこともあれば、複数が集まって群生することもある
皮膚科・泌尿器科・婦人科的な別の疾患(脂漏性角化症・扁平コンジローマ・真珠様陰茎小丘疹など)との見分けが必要なケースもあります。自己判断での市販薬使用は避け、まず医師の診察を受けることをおすすめします。
- 男性の発症部位
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男性では主に以下の部位に病変が現れます。
- 亀頭・冠状溝(亀頭と陰茎の境目)
- 陰茎の体部・包皮
- 陰嚢・鼠径部
- 肛門周囲・肛門内部(アナルセックス経験者に多い)
- 女性の発症部位
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女性では以下の部位に発症します。
- 大陰唇・小陰唇・膣口
- 膣内・子宮頸管
- 会陰部・肛門周囲
膣内や子宮頸管に生じた病変は、自分では気づきにくいため、婦人科での内診や検査が発見のきっかけになることがあります。
当院の検査・治療
- 診断の方法
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尖圭コンジローマの診断は、視診(医師による目視での確認)が基本です。病変の形状・色調・発生部位を確認し、必要に応じて酢酸白色変化試験(酢酸を塗って病変が白く変色するかどうかを確認する方法)を行います。HPVの型を特定するウイルス検査を行うこともあります。
「これがコンジローマなのか、別のできものなのか」と判断できない段階でのご来院も歓迎しています。まず医師に見てもらうことが最初のステップです。
- 治療方法
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尖圭コンジローマの治療目標は、「病変を取り除くこと」です。ウイルスを体内から完全に排除することは現時点では難しいですが、適切な治療によって病変を消失させ、再発リスクを下げることができます。
- 外用薬による治療(イミキモドクリーム)
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自宅で患部に塗布するタイプの抗ウイルス外用薬です。週3回の使用を最長16週間続けます。自分で塗布できるため通院回数が少なくて済む反面、効果が出るまでに時間がかかることがあります。
- 液体窒素による凍結療法
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液体窒素で病変を凍らせて壊死させる治療法です。1〜2週間おきに数回の施術が必要なケースが多く、病変が小さく数が少ないほど少ない回数で治療できます。
- 電気焼灼・レーザー治療
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電気メスやレーザーで病変を直接焼いて取り除く方法です。広範囲や大きな病変にも対応できますが、局所麻酔が必要になります。
- 治療後の再発について
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治療で病変を除去しても、体内にHPVが残っている場合は再発することがあります。治療後3〜6ヶ月は再発の確認のため定期的な受診をおすすめします。また、パートナーが未治療のままであれば、再感染による再発のリスクが残ります。
当院へご相談ください
「コンジローマかもしれないけど、どこに行けばいいかわからない」「誰にも知られずに受診したい」そうした状況でのご来院を、当院は歓迎しています。
尖圭コンジローマは早期に対処するほど治療が少ない回数で済む傾向があります。「まだ小さいから」「痛くないから」と後回しにせず、気になったときに受診することをおすすめします。
川崎駅前プライベートクリニックは、川崎駅 東口より徒歩2分。他の患者さんと顔を合わせにくい院内設計で、LINEからの予約も可能です。皮膚科・性感染症内科として、コンジローマの診察・治療に対応しています。

